軍艦島へ行ってきた
私が軍艦島へ行った時の話。これから軍艦島へ行ってみたいという方の参考になれば。
軍艦島とは
本当の名前を「端島」と言います。これ、後からも出てくる重要ポイントです。
長崎県の西側に位置する島です。
1974年に無人島になるまでは炭鉱の島でした。
明治の日本産業革命遺産から世界文化遺産に登録されています。
もっと知りたい方はWikiで。
軍艦島という名前は冒頭の写真でも見て取れるように角度によっては軍艦のように見えるからです。
大砲があったり動いたりするわけではありません。
グーグルマップで上から見てみるとこんな形です。
赤色の線が上陸して歩ける範囲です。
元は岩礁だったのですが人が住み炭鉱として機能させるため数回にわたり埋め立てられ今の形になったそうです。
軍艦島への行き方
軍艦島へは船で行きます。ツアー会社がいくつかあるのでそこから選びます。
軍艦島コンシェルジュ(http://www.gunkanjima-concierge.com/)
大人4000円 その他ミュージアムの割引オプションあり
軍艦島上陸クルーズ(http://www.gunkanjima-cruise.jp/)
大人3600円
軍艦島ツアー(http://www.gunkanjima-tour.jp/)
大人3600円 お土産として上陸証明書と石炭がもらえる
*上記の料金は船だけで上陸するには別途300円必要。
色々な会社に載って比較している方もいるので参考になります。リンク
私は今回、軍艦島コンシェルジュを選びました。
軍艦島へは波が高いと上陸出来ない事があります。
軍艦島コンシェルジュは料金も高いですが上陸率も1番高いと聞いたのでここにしました。旅行なんてそう何度も行く機会は無いですし、何日も滞在できないですから。
軍艦島コンシェルジュのオプション
軍艦島コンシェルジュのツアーにはオプションがあり、追加料金900円で長崎の港近くにある「軍艦島デジタルミュージアム」に入る事が出来ます(通常1800円なので半額)。そしてミュージアムに入った順で優先乗船券が貰えます。
ミュージアムから乗船場所までは歩いて数分なのでギリギリまでミュージアムで過ごして並ぶ時間を少なくして船に乗れます。
ミュージアムでは軍艦島に住んでいた方の話を聞いたり、VRを使ってツアーでは立ち入り出来ない場所の映像を見られます。1時間あれば見て回れる広さです。それで1800円はちょっと高いかな。。。
乗船
軍艦島コンシェルジュのジュピターに乗り込みましょう。
いよいよ軍艦島へ向かいます。
長崎湾を通って1時間かけて船での移動です。造船の街長崎はココでも楽しむことが出来ます。
ツアー会社も飽きさせないように長崎湾を通りながら見える景色の説明をしてくれます。
戦艦武蔵が作られたBIRTH NO.2
奥に見える赤茶色のガントリークレーン
明治元年に作られた日本最古の洋式ドック
小菅修船場
蒸気の力を使い船を引き上げ修復する場所
小屋の中には日本で一番古いと言われる蒸気機関も有るのですが中は公開されていないのが残念
ツアーの後にそこまで行って写真を撮ってきました
女神大橋をくぐり抜けて
見えてきた軍艦島を一周
一番上に貼ってある写真みたいに綺麗に軍艦の形に見える場所で止まってくれます。
左右両方のお客さんが見えるよう回ってくれるのでご心配なく。
到着しました。
写真には写っていませんが岸壁で釣りをしている人がいて驚きます。
世界遺産でそんなことしていいの!?
いいみたいです。
軍艦島の周辺は大物が釣れるそうですよ。
廃墟の雰囲気を存分に楽しんで下さい。
上陸後は上の地図に出したように島の外周を1/4週しておしまいです。島の内部には入れません。滞在時間は30分ないくらいですかね。ツアーガイドさんが色々お話をしてくれますがそれほど見る場所はないです。
帰りの船ではアイス販売とじゃんけん大会があり後は静かなものです。
行きの船ではあれほど席を立って写真を撮っていたお客さんも帰りは座ったままです。
もし行きにBIRTH NO.2などが撮れなかった場合は帰りに余裕を持って撮れます。
あっと言う間に長崎に戻ってきて軍艦島への旅はおしまいです。
下船後
軍艦島から戻ったら軍艦島デジタルミュージアムに戻るとお客さんが全然いません。
やはりここは軍艦島とセットで買う方がほとんどのようで混み合っているのは乗船前のみです。
ゆっくり見たい方にとっては嬉しいです。
下船後にまたミュージアムに行ったので軍艦島に住んでた方に一対一でお話を聞けました。話をするなかで住んでいた方が「はし、、軍艦島では。。」と言い直したのを聞いて突っ込んでみました。すると意外な事に軍艦島に住んでいた方は「軍艦島」と呼ばれることをあまりうれしく思わないようです。「私たちは端島に住んでいました。」と。私も軍艦島の名前を先に知り後から本当の名前「端島」を知りました。これを読んだみなさんは是非「端島」の名前を覚えて頂きたいです。これが冒頭に書いた「端島」の重要性です。
軍艦島、いえ端島で釣りをしていた方がいたのに驚いたのでその話も聞いてみました。釣りをする方は特別に許可をもらって地元の方に船で連れて行ってもらい、また帰りに迎えに来てもらうようです。ツアー客には釣り糸を垂れる時間はないので納得しました。
そしてまだ人が住んでた頃から端島の周りには大物の魚がいたそうです。それは生活排水によって栄養が豊富だったからだそうです。端島の方も釣りはしていたそうですが、釣った魚は食べず、買った魚を食べていたと言っていました。生活排水には色々あるわけで、まぁ自分たちの出した物をまた食べるというのは抵抗があったと言っていました。
他にも貴重はお話を聞くことが出来ました。興味の有る方は是非下船後にもう一度ミュージアムに戻って見て下さい。
まとめ
ミュージアム900円(半額割引)船 4000円
端島見学料 300円
合計5200円かかっています。
個人的には軍艦島はブランド化されていて中身に価値があるかと言われると微妙でした。
特にミュージアムの1800円は高いです。船とセットで半額になっていますが900円でもまだ高い。旅行で他の博物館にも良く入りますが500円程度が相場でしょう。ミュージアムの内容から考えたら400円が妥当かなと私は思います。一生に一度きりと考えればまぁ納得は出来なくもないかなという所です。
屋久島の場合は「屋久島へ行こう」でしたが今回は「行ってきた」としたのは他の人も誘ってまた行きたいかと言うと微妙だったからです。
炭鉱に興味があるならば下記の場所も
- 池島 (炭鉱内に入れるツアーがあるらしいですがまだ行ったことがありません)
- 万田坑
- 三池炭鉱
- 石炭産業科学館
番外
船着き場から赤い柱の建物が見えます。ちゃんぽん発祥のお店と言われる四海樓(しかいろう)です。4階:レストラン
3階:予約の部屋?
2階:展示室
1階:お土産屋さん
ちょっとわかりにくいですがエレベーターで4階まで上がるとレストランになっています。
ちゃんぽんと皿うどんで迷った挙句ちゃんぽんを食べました。
1080円
ちょっとお高目ですがお昼には大変込み合っていて30分以上待ちました。とても美味しかったです。
食べ終わって2階にある無料の展示室に行くと、昔の食器やちゃんぽんの作り方、新聞に載った記事などが展示してありました。個人的に山下清の話が面白かったですね。無料なので是非立ち寄ってみて下さい。
ご飯を食べたらデザートのアイスクリン
独特の触感が楽しいアイスです。
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